となりの怪物くん 第1話「となりの吉田くん」 感想
2012.10.03 19:03|となりの怪物くん|

?→友達? 友達?→?

吉田という少年
彼は見た目のわりに、中身は幼い子供のような心を持った少年だなと感じました。今まで自分の気持ちを上手く表現できず、感情のままに行動してきたから、人と関係を上手く築くことが出来ず、友達らしい友達がいなかったのだろうと思います。それでも友達を求め続けていて、利用されていると分かっていても、それでいない寂しさを埋め続けてきたわけですね。雫に指摘された時、ジュースを頭からぶっかける行動に出たのは、図星を突かれたからでしょう。
そんな彼ですが、実は学年一の学力を持った優等生っていうのには驚きです。『勉強がなんだって言うんだよ、答えがあるもんなんか簡単に決まってるだろ』って発言には、雫同様にちょっとイラってしちゃいました。というか心は子供、頭は優等生、見た目はカッコイイとか本当に少女マンガらしい設定だなと思ってしまいますよね(笑

初めての感覚
これは吉田と雫の2人の共通点みたいな物だと思うのですが、二人って頭では友達ってこういう物だと考えているわりに、実際に体験したことがないんですよね。だから初めて感じる感覚に戸惑って、考えるけど答えが出ない状況になってしまうのだと思います。それでも2人が関わっていくことで、お互いに少しづつ変化を生み出していく様は見ていて凄く面白いです。自分の中で印象に残ったのが、雫が吉田の涙する所をみて心震わすシーンですね。今まで頭で物事を考えてきた雫にとって、心が震えるという経験は初めてだったのかもしれません。その経験が少なからず彼女の心の変化に反映されているのが見ていて分かるので、嬉しくなってしまいますね。
自分としては、雫の理論派な思考は凄く有難くて、感じる感覚を雫なりに咀嚼し、理解する姿勢は見ていて分かりやすいです。吉田は見るからに感覚派でしょうしね…。これだから天才肌は(ry

全体を通して
いやー、実に少女漫画らしい内容でしたね。一話にして話が綺麗にまとまっていて、これで完結でもいいんじゃあないかと思ってしまいました。吉田の子供な行動に対して、雫って何だかんだで凄く優しいんですよね。雫本当に可愛い。今後の展開を考えると吉田の雫に対する気持ちがどうなったのか気になりますよね。まさか最後の最後で友達に落ち着いてしまう展開には驚きました。でも吉田自身は、自分の中の変化に気がついていない様子なんですよね。雫に恋心を実らせておいて、本当に罪な奴です。そんな吉田ですが、これから色んな人と関わることで、気持ちの変化が起こっていくのだと思っています。その結果、雫に対しての好きがどうなっているのか…気になる所ですね。雫は雫で、自覚してしまった吉田に対する思いをどうするつもりなのでしょうね。また考えることを放置するのか、それとも吉田に対して何かしらのアピールをしていくのでしょうか?でも雫の性格上、まず吉田に対する気持ちを否定するから始まりそうですけどね。2話はもしかしたら雫が吉田のことを考えて悶える事が多いかもしれませんね。ちょっと想像しただけでもニヤニヤしてしまうんですけどね(笑
さて、一話としては良いスタートを切った作品だと思います。自分としてはかなり好みのアニメだったので、今後も楽しく視聴できそうです。それでわ。

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