中二病でも恋がしたい! 第5話「束縛の…十字架(ハード・スタディ)」 感想
2012.11.02 18:26|中二病でも恋がしたい!|

六花の素の表情が沢山見られて嬉しかった。これから徐々に恋愛の方向へもっていくのかな。

六花の独創性への共感と個人の展開。
というわけで、これからどうやって部活を行なっていくのかなと思っていた矢先で、まさかの解散の危機の立たされてしまったわけですが、それにしても六花の数学の壊滅的な点数には驚いてしまいますよね...、2点って適当に書いてもそれ以上の点数取れるのではないかな。次回の期末で赤点取ったら解散になるという状況に、さすがの六花もキャラクターを崩してしまったのには笑ってしまった。とりあえず期末の為に勉強を開始するわけですが、本当に嫌なのか現実逃避の行動ばかり、しかしその独特な発想は認める物があります。

『まさか...かけ算も出来ないのか』というツッコミは置いといて、4×7よりも7×4の方が強いという発想には何か納得させられます。
数字の大きさに比例されるのか分からないけど、そういう雰囲気というはありますよね。魔法で例えるなら4×7がメラで、7×4がメラミみたいな感じで、モンスターでいうと見た目一緒なのに色違いってだけで強さが全然違ったりとか、多分単純な強さだけなら9×9が最強なんだと思うけど、そこにaやxとか入るだけで爆発的に強さが変っちゃうんだろうな。『クロノトリガー』でいうとラヴォスが良い例なのかもしれない。まあ六花ってそんなことばかり考えてるから数学で2点という点数をとってしまうのでしょうね。

邪王が心願します!お願いします!赤点取らせないで下さい!
で、なんだかんだで結局は神頼みになってしまっているし。きっと邪王真眼と心願をかけてるんですね。邪王心願...何か笑ってしまう。
凸守の成績優秀には驚いたけど、『Fate/stay night』だったらサーヴァントの方が能力値が高いとかよくある設定だし、それもありだと思うけど、ただ勇太や丹生谷の気持ちはわかります…凸守だと何か許せない気持ちにさせられますよね。それより驚いたのは、くみん先輩が数学のテストにコロコロえんぴつを使用していたという事実。自分の学生の頃は数学のテストの際方程式も込みで採点されていたので、くみん先輩のやり方だと0点取ってしまう。一瞬、六花よりもくみん先輩の方が心配になってしまった。

自分のキャラを変えるって何かとリスクありますよね...。
そして六花がとった次の行動は、先生への媚売り。六花のどう足掻いてでも勉強から逃げたいオーラ全開なわけで、でもそれならちゃんとしないといけないのに、やることやらずに更に追い込まれた状況になってしまうのは自業自得ですよね。ここで丹生谷が自身のキャラを変えたい為にチア部に入ったと告白するわけで、ここで言う『対極』というは分かる気がする。独特な自身の世界に浸り孤立しやすい『中二病』を『陰』とするならば、常に人から注目される役職や部活をするっていうのは『陽』みたいな物でけして交わることはないですからね。
自分が高校の時に『オタク』の対極が『不良』だと思う発想と一緒だとすれば、丹生谷は『対極』に位置することで、自分が『中二病』ではないと意識したいのだと思います。まあそれをくみん先輩の言う無理しているというのなら無理をしているのでしょうね。結局どんなに偽りの仮面を被り続けても限界があるわけで、勇太はただ『中二病』患者であったことを隠してるだけですが、丹生谷はキャラまで変えてますから、人間関係に行き詰まりがありそうですよね。彼女がもっとクラスメイトに素の自分が出せることが出来たら良いのですけどね。
まあ丹生谷の話はこれぐらいにして。

少し触れ合い感じるお互いの思い。
最終的に勉強にする羽目になる六花。勇太が家庭教師をしてほしいと頼むがそれでもやりたくないご様子ですね。精神的に追い込まれ『分かんないんだよぉ~』とキャラ崩壊する所は不覚にも萌えてしまった。ここで垣間見えてくる六花の寂しい気持ちと人との触れ合いを求める気持ちが堪らなく好きですね。ただ気になるのが、六花のことを認識していないのが十花と凸守しかいないということ、Liteに登場した中学校時代の友達のともちゃんとの関係はどうなってしまったのでしょうか。何かしらシリアスな展開が今後待っているようでなりませんね。自分の世界にいながらも人と関りたいという彼女の思いを、その気持ちと繋がりを絶やしたくないという勇太の思いが優しく包み込む所が良かった。その優しさがあったからこそ、六花の今までに見たことのない笑顔が引き出されたのだと思います。でもそれは勇太にしか出来なかったことで、『中二病』を理解しきれない姉の十花には難しいのかもしれません。十花を愛しているからこそ、理解できる勇太に六花のことを任せたわけですが、しかしその反面には寂しさと羨ましさがあるのでしょうね。そんな姉の思いも垣間見れたように感じます。

『黒の存在理由』の意味することは?
そして1週間二人三脚で頑張った結果、無事平均点以上とれましたね。念願のコードももらって喜ぶ六花なわけですが、『黒の存在理由』って意味深すぎて、きっと六花には『中二病』であり続けなればいけない理由があるんだとか色々考えてしまっていたのですが、これは勇太からの問いも兼ねているような気がします。『何でお前は中二病にこだわるんだ』という六花の心に踏み込む物だったように感じさせますね。あともう一つは勇太との『対極』を示しているのかなとも思ったわけで、勇太が『中二病』から元『中二病』に変ったことで『陰』から『陽』転化したわけですから、勇太がいるからこそ、『陰』である六花は『中二病』であり続けなければいけないわけです。つまりは『勇太からいるから私(六花)いる』という結論でいいわけですよね(笑 最後に『ありがとう』と一言メールを送り、満面の笑顔はみせてくれたのは嬉しかった。2人の関係がギュッと近くなる瞬間かなと感じました。

全体を通して
どうなるのかなと思ったのですが、やっぱりOPは修正されませんでしたね。さて今回は本当に素の六花が沢山見れてましたね。
これからやっと恋愛方面に話を進めていくのかなと感じます。プール掃除の時、丹生谷の水着姿に勇太が目をそっと反らした瞬間、六花に頭をコツンとされてるのにニヤニヤしてしまった。六花に何かしらの恋心があるのかなと感じさせる描写だったように思います。このまま六花一本で恋愛の話を進めるのか、それとも丹生谷との関係にも何かしら展開が見られるのか、何にせよ今のままだとどうも恋愛よりも男女の友情って感じが強いので、もっと恋愛要素が欲しいところですよね。とにかく次回も楽しみです。それでわ。

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